タロットの『女帝』の札をコラージュで作ってみました。

コラージュを自分で実際に作ってみて改めて気づいたのは、タロットの札そのものがコラージュという技法で構成されていることです。

オブジェの象徴・記号・色。
背景の遠景・近景、人物・その角度。
一枚の札に込められているメッセージの膨大さに改めて驚くのです。

そしてコラージュの素材を探す経過で、「見落としそうな細かな箇所」にこそ手が加えられていることも新たな発見です。

私は12年間、絵を言語化して読み解くことだけに集中してきました。
しかし、ここにきて「絵」そのものを楽しむことを思い出しました。
初心に戻り、タロットそのものを楽しめれば、タロットともっと仲良くなれるのではないかと思います。