高橋幸宏:アルバムA面が終わったんで、B面で、またちょっと世界を変えます。
いってみたいと思いますが、その前に。

このアルバムで、必死に…必死じゃないや
一緒にすごく協力的にやってくれた
アレンジその他キーボード類
もう本当に「この人がいなきゃ、このアルバムは出来なかった」という方からコメントをいただいてるそうなんで、それをみてください。

坂本龍一:こんばんはー。
えーそうですね。
幸宏くん、おめでとう。

『Sarava Saravah!』よく聴きいたんだけど、そんなオリジナルの『Saravah!』と違わないような気がするんですけどね。
もちろん歌は上手くなってますけど。
でもオリジナルの初々しい…まあ音楽全体もそうですけど、歌もとても良かったと思いますけど。

ただ当時からね、ただ一箇所だけ直したいようなこと言っていたのはよく覚えていますね。
で、あの、ハーモニーがメジャーのところをメロディをマイナーの音で歌ってるんですけど、それもまあブルースみたいでいいんじゃないかと当時思っていたんですけど。

そうですね、で、『エラスティク・ダミー』ですか。
難しい曲でね、絶対今は引けないと思いますけど。
当時、打ち込みじゃなくて手弾きだったんですよね。よく弾けたと思いますけど。
いや、あの、中間のキーボードのソロのようなところ…バッキングですね。
難しいですよね、リズムが。
細かくて。
今、とても弾けません。
今日、そっちに呼ばれなくてよかったですよ。
やれって言われても無理ですから。若い人に譲って。
どんなライブになっているんでしょうか?とても楽しみですけど。
チケットがあっと言う間に完売してしまったそうで。
もったいないですね。
追加公演やんないんでしょうかね?
ぜひ、やってほしいと思いますけど。
ほんとうに今晩はおめでとう。

YUKIHIRO TAKAHASH  Saravah! 40th Anniversary Live at Tokyo International Forum hall C  24.Nov.2018

幸宏さんの『サラヴァ!40周年ライブ』
映像出演された教授と『エラスティック・ダミー』を演奏する幸宏さん。
終始照れながらコメントされる教授がチャーミングです。