「みんなの万能調味料こと塩麹よりも向井康二!」

Snow Man』メンバー向井康二さんの
元気に満ちあふれる
自己紹介フレーズです。

向井康二さんは、『関西ジャニーズJr. 』で活躍されていましたが、2019117日『Snow Man』に、目黒蓮さん、ラウールさんらとともに、新メンバーとして加入されました。

さかのぼって2006年。
向井康二さんがジャニーズ事務所に入所するきっかけとなったのは、ジャニーズ事務所社長・ジャニー喜多川氏の熱心なスカウトによるものでした。
向井康二さんは当時、義務教育中であったこともあり、保護者の反対でスカウトは辞退されていました。
それでも、保護者の了解を得るまでの数年間、ジャニー喜多川氏の粘り強い説得が続けられました。
ジャニーズ事務所に入所するために、厳しいオーディションを受ける一般の受験生からすると、向井康二さんは異例のエリートとも評される人物です。

Snow Man』に新メンバーとして加入する際も、ジャニー喜多川氏と滝沢秀明氏から、直々のオファーと説得がありました。
そのときの状況を、後に向井康二さんは、『関西ジャニーズJr. 』で切磋琢磨してきた仲間と離れ、『Snow Man』に加入する決意を固めるまで「一生ぶん考えたよう」と語られています。

その「一生ぶん」とは20分。
ジャニー喜多川氏と滝沢秀明氏に、『Snow Man』へ加入の決断を伝えるまでの20分を「人生でいちばん長い20分間」と回想されています。

私は、向井康二さんから、タロットの「選択」という意味の札を想起しました。
私たちは日々、選択の連続で生きてゆくなか、迷いにとらわれて動けなくなることがあります。
迷いにとらわれて、選択できなくなったとき
タロットは
前に進むのか
撤退するのか
新たな道を作るのか
小休止するのか
質問者に「どうありたいか?」問いかけ導いてくれます。

タロットは、開示された札をもとに、いくつかある選択肢の中からひとつを選び、未来を望むものに変えてゆくための道具として存在します。

しかし、向井康二さんは
そういった道具
あるいは他者に頼ることなく
ご自身の意志で
迷いを振り切り
自らの進路を選択された。

誤解を恐れずに言えば
私は、向井康二さんが
荊の道を歩むことを
自らの意志で選択されたようにみえるのです。

完璧なパフォーマンスグループ『Snow Man』に加入する選択をされた向井康二さん。
それに伴う責任とプレッシャーは、どのようなものであったか、私には計り知ることはできません。
加入後は、関西のノリを発揮され、サービス精神の旺盛さから、バラエティ番組では、過剰とも思える演出にも挑戦されています。

過剰な演出ですら
「おいしい企画」
「いじってもらってなんぼ」
と明言される向井康二さん。

そこには、自らの選択に
後悔はなく
最善であったと
朗々とした姿があります。

私は、向井康二さんの、汚れ役も厭わない体当たりの頑張りに、他者の期待に応えようとする繊細さをみるのです。
エリートと評されることを悟られないように、謙虚に立ち振る舞う向井康二さんこそが本物のエリートだと、ジャニー喜多川氏らは見抜かれていたのでしょう。

向井康二さんの繊細さは
見過ごしてしまいそうな
ささやかな日常を
愛用の一眼レフカメラで撮影されている写真からも伺えます。

向井康二さんは
「夢は、メンバーの写真集を発表すること」だと語られています。
Snow Man』の進化してゆく姿を、向井康二さんならではの視点で拝見できる日を楽しみにしています。

 

Johnnys’ Official Snow Man Calendar2022.4-2023.3
2022.03.09 初版第一版発行・著者:Snow Man ・発行所:株式会社小学館

Johnny & Associates
Johnny’s Web『すの日常』向井康二2022.07.15