「サンシャインシティまで、どう行けばいいですか?」

JR池袋駅東口()で、イタリア人夫妻に英語で道を尋ねられたとき、私とYちゃんはいくつかの交通手段とルートを思い浮かべました。

①歩いて行く
②タクシーを利用する
③地下鉄・有楽町線を利用する
④バスを利用する
⑤その他

①歩いて行く場合
池袋駅東口から
『サンシャイン60通り』を進み
東急ハンズ横のエスカレーターを下り
地下街を経由して
ホテルの地下玄関へ。

②タクシーを利用する場合
池袋駅東口タクシー乗り場からホテルの正面玄関へ。
天候によりタクシー乗り場が混雑し、長い待ち時間の可能性があり。
道路状況により到着時間は不明。

③地下鉄・有楽町線を利用する場合
池袋駅構内の営団有楽町線の改札口まで案内。
有楽町線で次の「東池袋駅」で下車するよう説明。
「東池袋駅」からの道順が不明。

④バスを利用する場合
サンシャインシティまでのバス路線があるかないか不明。
バス乗り場も不明。
発車時刻や下車する停留所が不明。
道路状況により到着時間は不明。

⑤その他
レンタカー・レンタサイクル・ホテルのハイヤー等、何かしらの手段があるかもしれないが、現実的でない。

交通手段とルートが浮かべば、次に相手がどういう状況かを(人数・荷物等の有無)をみます。
◇若い学生の集団
◇子供連れの家族
◇妊婦さん
◇壮年ひとり
◇杖をついた老夫婦
◇外国人

次に、季節・天候など環境をみます。
◇酷暑
◇雨
◇雪
◇台風

道路状況・時間帯を考えます。
◇ラッシュで渋滞中
◇終電前
◇交通規制の有無
◇鉄道の運行状況

私とYちゃんは、夫妻にとっていちばん最適な交通手段とルートを提案しようと考えました。

これは、37年前のエピソードで、スマホのSiriはもちろん、Googleマップの経路もストリートビューもない時代でした。
目的地までの場所がわかっていても、そこに到達するまでの交通手段やルートを選ぶには、その人の状況や、とりまく環境を鑑みる必要がありました。

サンシャインシティまで到達する情報が多すぎるうえ、あまりにも不明瞭な点があり、口頭での説明は不安が残りました。
夫妻も困惑の表情を浮かべ、紙の地図を手にしたまま大混雑する駅前に佇むだけでした。
私も焦りがわいてきました。

しかし、そのとき
「説明するより、現地までご案内しましょう!」
Yちゃんは、サンシャインシティまで、私たちでご夫妻を『道案内』する提案をしてきました。

驚きとともに、大賛成。
あれこれ気に悩むより
私たちが
夫妻をサンシャインシティまで
確実に送り届ける手段があったのです。

頭の中で
ああだろうか?
こうだろうか?
考えるより、動き出せば
次にどうするか?
そのときに考えればいい。

そうと決めたら、後はスムーズです。
私たちは夫妻と一緒に歩き始めました。

私たちは『サンシャインシティ』という目的地が定まっているなら
どのような手段とルートを使ってでも
時間がかかっても
そこに到達できるよう
工夫をこらして提案しようとしました。
夫妻の返答次第では、不明な点は明らかにできるよう、交番でも駅の案内所でも訪ねて、正しい情報を確認したでしょう。

この『道案内』は、タロットに共通しています。

不明だらけの未来に、それでも進む選択肢を提示する道具がタロットです。
未来への目的地に到達できるよう
不明な点を明らかにして
現実的ではないものは却下し
あなたの状況
あなたを取り巻く環境
それらを鑑みてルートを提案します。

あなたが到達したい目的地「夢」まで、最短で行ける手段とルートがあるとしても、状況や環境によって不明な点があったり、遠回りしたり、停滞を余儀なくされることもあります。

そこで
「絶対に叶えたい夢」と思うのか
「そんなに大変そうなら諦めようか」と思うのか
それは
あなたが決定できることです。

『道案内』するタロットは
あなたが
「並々ならぬ熱意で夢を語る」なら、あらゆる可能性をあげて手段とルートを提案します。
「諦められる程度の夢」だったとしても、あなたが後悔しないよう、最善の手段とルートを提案します。
見切り発車だとしても、次につながるルートを探します。

「サンシャインシティまでどう行けばいいですか?」

あなたが
通りすがりに道を尋ねるように、明東館はあります。
あなたが目的地「夢」に到達できるよう、様々な選択肢をタロットが提案いたします。
明東館で、あなたの持てるであろう手段とルートをご確認いただけたら幸いです。