「嫌われる覚悟」も
「愛される覚悟」も
実は同等のエネルギーが必要だと気付かされる楽曲に出会いました。
欅坂46【 不協和音 】。
周囲の動的圧力に逆らってでも
自身の『正義』を貫こうとする姿を、
平手友梨奈さんら欅坂46のメンバーのみなさんが、渾身のパフォーマンスで歌い上げ 表現されておられます。
『正義』の「義」は 「我に美しく」を意味し
【 不協和音 】は
自らに美しく生きようとする覚悟を歌った曲だと感じます。
流れに抵抗してでも自身の『正義』を貫くことは
大人の社会でも勇気を要するものです。
ましてや子供たちの世界では、
SNS等の普及で、ライングループなど
無作為に流れてくる情報に 心をすり減らし
他者と異なる意見を発言することは
コミュニティから排除されるおそれを意味します。
自分の属するコミュニティの中で
「僕は嫌だ」と言えるまでの
困難と苦悩
葛藤の経緯を思う時
その場を辞することも厭わない
強靭な意志と覚悟が見えてきます。
我に美しく生きる覚悟ができれば
嫌われることも怖くなくなります。
我に美しく生きる あなたを
理解して応援してくれる人は必ずいます。
「嫌われる覚悟」とは
あなたを理解して 応援してくれる人や
あなたが守りたい人を
大切にするということに繋がってきます。
しかし「嫌われる覚悟」を持つまでの経緯で
協調すること
調和することの難しさもまた露呈され
みんなから「愛される覚悟」はまた
謙譲の精神で
並々ならぬ努力が求められることにも気付かされます。
謙譲の精神とは
無私の精神・何事にも反応しない精神力のことだと言われています。
「嫌われる覚悟」と
「愛される覚悟」は
相反する二つのものがメビウスの輪のように繋がっている様を見せてくれます。
欅坂46【 不協和音 】は 私の日々の葛藤を
自己内省するよう導いてくれます。
『不協和音』:欅坂46・Sony Music Labels Inc.
Music Video : Seed & Flower 合同会社
写真:欅坂46『欅共和国2017』
2018 Sony Music Records