ヒロ杉山:「絵を描いているときはトランス状態で、体感では1時間ですが、実際には4時間が経過していることがあります。
絵を描くことは、自分の精神を保つため。
心が折れそうだったときも自分と向き合う時間となりました。
絵には枚数を描くことでしかみえてこないものがあります。それをみるために描き続けます。
今回の光明院での展示会では、自然光のなか、一時一瞬をみてほしい。美術館ではなく、昨日、今日、明日すべて違います」

谷田一郎:「グラフィックデザインで広告業界に長く携わっていました。そのためデザイン思考で創造することが無意識のなかにあり、”それらしく描く”ことはできました。
しかし、キャンバスに直球で描くことで、その日そのときの天気や心のコンディションにより、筆の乗りかた色の選びかたが違うことに気づきました。描いては消して、描いては消して、何も無いところにあるものを探す作業。それが、仏教をテーマにした作品につながりました。
今の僕には、“紙”以外みつかりません」

ヒロ杉山さん・谷田一郎さん対談
『絵を描く人生て』〜オープニングレセプションより

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これまでの歴史にはなかったもの。
誰も観たことのない手法で描かれる
ヒロ杉山の「ブラックペインティング」

個展会場は、作庭家・重森三玲が手がけた波心庭。
白砂とみどりの枯山水庭園には
春はサツキ・ツツジ
秋には紅葉。
それら色彩のグラデーションから「虹の苔寺」の愛称をもつ東福寺塔頭 光明院。
静かに移りかわる色彩と自然光のなかで、さまざまな表情をみせるブラックペインティングの新たなテーマは、「国宝」。

光明院でしか実現できなかった、屏風をイメージした展示形式でご覧いただけます。

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ヒロ杉山   個展「国宝」
企画   桑原茂一
10月4日(金)〜10月30日(水)
時間:午前7時〜日没まで
会場:東福寺塔頭 光明院
〒605-0981 京都府京都市東山区本町15丁目809
TEL:075-561-7317
拝観料:500円

*自然光で鑑賞する展覧会です。

◆青柳拓次『海のなかの湖』リリースツアー2024 【京都公演】
日程:2024年10月12日(土)
会場:光明院
時間:OPEN 17:30 / START 18:00
出演:青柳拓次(gt)
予約:https://www.nagalu.jp/event-details/takuji-kyoto2024

開演前に青柳拓次・桑原茂一によるトーク (ToribaCoffeeの珈琲サービス付)を予定しておりますので、ぜひ開場時間(17:30)に合わせてお越しください。

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