いじめ被害を減らすため滋賀県大津市などが開発した「いじめ予測分析システム」を、さいたま市など7自治体が導入を検討していることが29日、分かった。
人工知能(AI)が過去のデータを分析し、いじめが深刻化するリスクを瞬時に判断する仕組み。
他に約20自治体が関心を示しており、専門家は人手不足が続く全国の教育現場への導入を呼びかけている。
大津市は平成23年、中学2年の男子生徒がいじめを苦に自ら命を絶った事件の反省から、日立システムズ(東京)とシステムを開発し、試験運用している。
システムは大津市内で認知された過去約5千件のいじめ報告書のデータを AI が分析。
いじめが起きた場所、相手、報告者など約50に上る項目を入力すると、自動的にいじめが深刻化するリスクをパーセントで表示する。70%以上の場合は早期に手厚い対応が必要となる。
以前は大津市内の学校からメールで集めた月に数百枚のいじめ報告書を、教育委員会の職員が一つ一つ確認していたため対応が遅れるケースがあった。
《 産経新聞 2020年10月30日・日刊27941号 》より抜粋。
日々、進化するテクノロジーの恩恵を授かりながら、「AI が人間の仕事を奪っていく時代」だと嘆く『AI 脅威論』を支持する方にぜひ読んでいただきたい記事です。
これは
「いじめられた被害者が、助けてくれる大人と出会うためのツール」「日常に忙殺される大人が、子供のSOSに気付くためのツール」です。
あなたがもし、いじめにあっているなら助けてくれる大人はいます。
学校には
警察官も
検察官も
弁護士も
裁判官も
心療内科の先生もいません。
あなたがそういった大人と出会うためにはどうしたらいいかわかりませんよね?
家族に相談したくても、お母さんやお父さんに心配かけたくないから言えないのですよね?
それとも、逆に叱られることがこわいですか?
今、「日立システムズ」という会社の人たちが、あなたを救うために一所懸命頑張ってくださっています。
その会社の人たちが作ってくれたシステムは、あなたが質問に答えてゆくだけで、ちゃんとあなたの”SOS”に気づいてくれます。
まだ、試験運用の段階ですが、あなたの学校に1日も早く完備するよう願っています。
あなたが今、いじめで苦しんでいるなら新聞の記事をコピペして、家族か担任の先生、部活の顧問の先生、塾の先生、バイト先の店長さんでも、誰か大人に見てもらってください。
“見てもらえる大人がいないなら”
“見ても反応してもらえないなら”
勇気を持って下記の機関に電話してください。
◆チャイルドライン(18歳まで)
0120-99-7777 (無料)
受付時間・14:00〜21:00
◆文部科学省「24時間 子供SOSダイアル」(保護者も可)
0120-0-78310 (無料)
24時間対応
◆法務省 「子どもの人権 110 番」
0120-007-110 (無料)
受付時間・平日 08:30〜17:15
私は、学校に民間企業が協力できるシステムが完備されることを切望しています。
日立システムズをはじめ
法律家
医師
警備員
金融・保険
交通局
塾講師
部活OBなど
学校と提携できたなら、子供達の「命の安全」の確率は高くなると信じています。
虚偽の報告で AI システムや現場が混乱すると言う人もいます。
しかし、私は虚偽の報告をする子供にこそケアが必要だと思います。
おそらく、虚偽の報告があった場合のパターンも AI はカバーし、人間と同等程度のペナルティーを(内申書等に)科す提案はするでしょう。
子供がひ弱になるとか
コミュニケーション能力が低くなるとか
自分の言葉で喋れなくなるとか
もう、本当に御勘弁ください。
ひ弱な子供もいて当然ですし
コミュニケーション取れない大人もいるし
自分の言葉で喋れる人が一体何人いるのか?
『AI 脅威論』を支持する方の想像力が
AI に優っている根拠があれば教えていただきたいです。
たとえ1万人に一人
0.01% でも子供の「命の安全」の確率を高める可能性があるなら、私は全力で応援するだけです。
0.01% でも可能性にかける。
それが人間ではないでしょうか。
写真:産経新聞 2020年10月30日・日刊27941号