「自分を誇れる恋愛って、どういうことですか?」
「不倫関係で、自分を誇れるってあるんですか?」
前回のブログ『不倫報道について思うこと』に、いくつかご質問をいただきました。
前回、不倫のありかたの例えとして、有島武郎の心中についてお話しさせていただきました。
有島たちは自分の尊厳を守るために
①心中
②駆け落ち
③配偶者と離婚
④監獄収監
⑤慰謝料で解決
⑥不倫相手と離別
⑦プラトニックラブ
⑧その他(曖昧な関係など)
いくつかある『選択肢』の中で「心中」を選びました。
有島が迷わず選んだのが「心中」なら、『選択肢』など最初から彼にはなかったと私は思うのです。
「一択」しかなかった。
有島にとっては「心中」が自分の尊厳を守ることだった。
それが彼の「自分を誇れる恋愛」だったということです。
しかし、私たちは
「上記の①〜⑧の選択肢の中でどれを選びますか?」
と問われて、即答できることのほうが難しい。
個人的には
⑥「離別」は究極の愛のかたちだと思いますし
⑦「プラトニックラブ」に至っては、非常にハードルが高いと感じるのです。
それでも、悩みながら迷いながら選んだ答え。
「後悔などない」と言える答え。
「自分を誇れる」とは、その答えに覚悟を持つこと。
「自分の意志でそうした」
「自分の意志でそうしなかった」
自分の尊厳より
他者の尊厳を守ることかも知れません。
私たちは人生というフローチャートの上を歩みながら、常に『選択肢』の中からひとつ選んで進んでいます。
熟考に熟考を重ねて選ぶものもあれば
迷いなく選ぶものもあります。
私は日々、お客様のフローチャートを読みながら、いくつかの『選択肢』の中で「迷いなく選ばれたものは、あらかじめ用意されていた道」と感じるようになりました。
あなたが、今の恋愛に迷いがあるならば
タロットで、あなたの心の中にある『選択肢』をご覧ください。
その『選択肢』の中から、あなたが「後悔などない」と言える答えを見つけていただければ幸いです。