あなたの人生を一本の映画に例えるならば、
あなたは今、どのシーンを生きていますか?

タロットの78枚の札は、その人の人生の「誕生」から「完結」までの様々なシーンを図柄で開示してくれます。

映画のDVDのチャプターをイメージしてください。

第一幕・誕生。
第二幕・幼少時代。
第三幕・初めての恋。
第四幕・学生時代

第七十八幕・完成。

それぞれのシーンは、
誰一人同じものはありません。

例えば、幼少時代。
「天真爛漫な幼少時代」だったのか、
「両親の顔色を伺いながら萎縮した幼少時代」だったのか、
「すでにコミュニティの中で苦しみを感じていた子供」だったのか。

どの経験であっても、今のあなたを形作ってくれている貴重な経験だったとタロットの札は教えてくれます。

そして、各幕に登場する人物もまた、あなたにとって大きな影響を与えてくれた重要な人物だったと教えてくれます。

善良な親友や、尊敬できる先生、信頼しあえるパートナー。
あなたに笑顔と安らぎを与えてくれた人達です。
しかし、その登場人物と実は同じくらい、いえ、それ以上に重要な登場人物がいるのです。
不誠実な人だったり、酷い別れ方をした恋人だったり、苦手なママ友だったり、あなたの心を消耗させた人達です。

人生を振り返ってみて、
「あんなに辛い想いをするなら出逢わなければよかった。」という人でも、
出逢った意味は必ずあったと思えるようになりたいです。
映画のエンドロールにあがってくる名前を見て、
「あの人も、あの出来事も、私自身を形作っていたのだ。」
と、ハッと気付く瞬間が必ずあると信じたいです。

そして、私自身も誰かの映画の悪役として登場していることも。

78枚の札は、
「時に休息や充電期間。」
「大切にしてきた人や職場を手放す。」
「自分を縛っているロープを解く方法。」
「法に委ねる。」
「相殺。」
「赦し。」など、
今、あなたが生きている瞬間と、関わりの深い登場人物を客観的に見せてくれます。

それをご覧いただき、
あなたの映画はあなたが脚本できることのご参考にしていただけたら幸いです。