池中蓮華、大如車輪。

青色青光、黄色黄光、
赤色赤光、白色白光、

微妙香潔。

【仏説阿弥陀経・意訳】
「池の中には大きな車輪のような蓮華が咲いている。
青い華は青く、黄色い華は黄に輝き、
赤い華は赤く、白い華は白く輝き、
潔く妙なる香を放っている。」

浄土三部教『仏説阿弥陀経』の経典の中には
「青い色は青く光り、
黄色い色は黄色く光る」という一節があります。

当たり前と言えば、当たり前の表現ですが、
しかし、この言葉の真意は、
俗世では、
青色の人が白く光ろうとしたり
赤色の人が青く光ろうとしたり
「自分ではないものになろうとする姿」
を、映し出しているとのことだそうです。

「全てのものが(浄土では)、
それぞれの光を放っている。」

とは、
私達は、自分の持っているものを、
自分らしく在って、輝き放つのだと
示唆しているのかも知れません。

どうかあなたが、自分らしく輝き
光を放てるよう心からお祈り申し上げます。