ただいま東京パナソニック汐留美術館で開催中の『ピクチャレスク陶芸・アートを楽しむやきもの一「民藝」から現代まで』にお伺いいたしました。

タイトルにある『ピクチャレスク』とは、「絵画的な」「絵画のように美しい」という意味を表す美術用語。
会場は、創作陶芸の礎を築いたとされる富本憲吉やバーナード・リーチ、民藝運動を推進したことでも知られる河井寛次郎や濱田庄司に始まり、伝統的な技術を革新した陶芸家、前衛陶芸の旗手、茶陶の名手、イギリスやデンマークの作家、1960年代から80年代生まれのアーティストまで、約50名の作家が並びます。総計約120作品による共演は圧巻でした。

①絵画と交差する陶芸
②陶に描くこと
③色彩のめざめ
④マチエールのちから
⑤かたちの模索
⑥うつわの表象
⑦モチーフを表す
⑧ 往還する平面と立体
⑨焼成と形象
〔同時開催〕ジョルジュ・ルオーの手仕事

⑧往還する平面と立体のコーナーでは、freedom dictionary 京都・光明院展示会でもご活躍の、上出長右衛門窯・上出惠悟さんの『界(狐)』『BLUE HOUSE 』『渓山(THE END)』『Central Focus 』など、7点の作品が展示。
奥行きの違う星から「星座」を抽出するように、三次元を二次元であらわす試みに挑戦されています。

この夏、ぜひ汐留『ピクチャレスク陶芸』で、アートを楽しむやきもの をご体感ください。

開催期間:7月12日(土)~9月15日(月・祝)
開館時間:10時~午後18時(入館は午後5時30分まで)
休館日:水曜日(ただし9月10日は開館)、8月12日(火)~15日(金)

Instagram:
@kamidekeigo
@kamide_shigei
@shiodome.museum

『ピクチャレスク陶芸』:上出惠悟『BLUE HOUSE 』