ディスコ”Lexington Queen”(レキシントンクイーン)オープニングパーティにて、アレックスシュナイダー(坂本龍一)のシングルレコードが記念品として招待客へプレゼントされました。
とある方より、”Lexington Queen”の招待券を拝見する機会があり、撮影の許可と投稿の許可をいただきました。
1980年。私は中学生で、東京は夢のような世界でした。ディスコという場所は、一体どういった人たちが集まっているのかすら想像できませんでした。
「レキシントンクイーンの招待状」を書き起こしてみました。
80年代の東京をイメージしていただけるとうれしいです。
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これは、ニューヨークに住むアーティスト達との会話から始まったのです。
マンハッタンは、イースト・サイド、レキシントン・アベニューを中心にしたサットン・プレイス、またグリニッジ・ヴィレッジなどを本拠に、彼らはあらゆる角度からのライフ・スタイルを提案してくれました。
彼らの発想、創造性、そして鋭い感性は、我々に大いなるインスピレーションを与えてくれたのです。
そんな彼らの主張を吸収し、それをコーディネートし、今ここに全くの新しいコミュニケーションの場が実現しました。
クラブでもあり、パブでもあり、レストランやディスコティックの要素を持ち合わせているスペース……「レキシントン:クイーン」は、演出の舞台として完成したのです。
INVITATION
このカードは 1980年4月7日(訂正:4月8日)PM7:00、レキシントンクイーンのオープニングレセプションの招待カードです。
当日は封筒といっしょにこのカードを御持参下さい。御招待申し上げます。
尚レセプションは”すし”ビュッフェのパーティーになります。
どうぞお気軽にお越し下さい。
WE START AT 7:00PM,APRIL 8TH,1980.
あなたの個性を生かしたセミフォーマルで御来店下さい。
尚、万一満席の際にはチェーン店に御案内致す場合もあります。
当日、御越しになれない方は7月10日までに御来店下さい。無料にて御招待致します。
(レキシントンクイーンの招待状より)
◆坂本龍一の『WAR HEAD』は”Lexington Queen”のトラックを元にしてつくられました。