「幸せを色で表すと、こんな色になるのかもしれませんね」
ガラス作家・東 敬恭(アズマ ユキヤス)さんは、私が手にした淡いピンクとバター色のガラスの器について、そう語りかけてくださいました。
「自然界に限りなく色が存在するように、ガラスでもおそらく同等の色彩を生み出せるように思います。人により、環境により、色は見え方も感じ方も違って当然ですから、一つとして同じ色はないし、不必要な色も存在しません。色を使って作ることを止められない理由はここにあるのかもしれません」とも。
かたちあるものだけでなく、心模様まで表すことのできるガラスの世界。
東さんが彩る世界は、私たちの心を写しだしてくださるようです。
『Necessary colours 』:東 敬恭 展
2023.08.19-09.03日
暮らしの道具 吉山/HANARE
広島県福山市霞町3-4-24