― タロットの、象徴学・図像学・解釈学にもとづく対面鑑定 ―
①. 象徴学を基盤とした精密な読解
明東館で行う鑑定は、英国において体系化された、象徴学・図像学・解釈学を基盤とする古典的タロット解釈をもちいています。
カードに描かれた
• 色彩学的意味
• 数字構造
• 図像の配置
• モチーフの象徴史
• 人物の姿勢・視線・重心
• 背景に潜む寓意
を一つひとつ読み解き、象徴を言語化し“翻訳する”ように鑑定を進めるのが特徴です。
これは、電話鑑定で一般的にもちいられる「霊感タロット」や「インスピレーション重視の鑑定」とは明確に異なり、恣意性（占術家の個人的な感覚）によらない、再現性と精度の高い鑑定です。
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②. カードの“現実的な情報量”を共有する対面鑑定
タロットカードは、本来、視覚情報が主体の占術です。対面鑑定では、お客様自身がカードにふれ、目でみて、色や構図を直接確認できます。
• 図像の細部
• 登場人物の位置関係
• アークの濃淡
•色彩・ 影の方向
• テクスチャーの象徴性
こうした視覚的情報は電話鑑定では共有できず、情報のほとんどが削減されるため、解釈の精度にも影響をおよぼします。明東館では、視覚共有を前提とした『ウェイト版』タロット本来の“読解儀式” を大切にしています。
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③. タロットを作動させる「場（Space）」の重要性
タロットは、カード・鑑定者・相談者が同じ空間を共有することによって、象徴が立ちあらわれる“儀式的構造”を持っています。
明東館の対面鑑定では、
• 空間の静寂 完全なプライバシーの保護
• ホワイトセージでの浄化
• カードを展開する所作・音
• ろうそくの揺らめき・光のおだやかさ
• ご自身でカードを選ぶ、身体感覚
などが象徴解釈を補完し、理解の深度を最大化する環境 が整えられています。
電話鑑定は、この「場」を提供できないため、タロットの本来の潜在力をじゅうぶんに発揮することが困難です。
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④. 感情依存を排し、“構造”から状況を理解させる技法
象徴学的タロットは、相談者の感情ではなく、状況・関係性・因果の構造 を読みとることを目的としています。
そのため、電話鑑定で起こりやすい「不安が強まる → すぐ相談 → 依存が深まる」というスパイラルを避けることができます。
• 状況の俯瞰
• 問題の明確化
• 選択肢
• 客観的な判断材料の獲得
へ導きます。
『ウェイト版』古典タロットは、相談者自身が“思考の主導権”をとりもどすことを目的とする占術です。
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⑤. 13年間の実践による知識の蓄積
明東館は、『ウェイト版』古典タロットの流派・体系を13年間かわらず運用してきました。
その間に蓄積された
• 事例
• 解釈の検証
• 歴史的背景
• カードの図像学的読解
• 対面鑑定の身体知（Body Knowledge）
これらは、長期的な学習と実践のみがうむ“技法” です。電話鑑定に多い「霊感依存型」の鑑定とは異なり、明東館の鑑定は、知識・技法・経験に裏打ちされた専門職的占術 といえます。
【まとめ】
明東館の『ウェイト版』古典タロットは、象徴学・図像学・解釈学にもとづく“学術的占術”であり、対面という儀式的空間の中で最大限の力を発揮する占術です。
再現性のある精密な読み解きによって、相談者がいまおかれている状況を理解し、自ら判断できる状態へ導きます。
13年間守り続けてきた伝統技法を、これからも明東館にて丁寧に継承してまいります。